下痢・便通異常
下痢・便通異常でお困りではありませんか
下痢や便通異常は、食べ過ぎや一時的な体調不良で起こることもあります。一方で、症状が長引く場合や繰り返す場合には、腸の病気や消化器以外の不調が関係していることもあります。
「すぐ治るだろう」と様子を見ているうちに、症状が長引いてしまうこともあります。
便の回数や性状がいつもと違う、慢性的な下痢が続く、便秘と下痢を繰り返すなどの症状がある方は、一度ご相談ください。
下痢・便通異常とは?
通常より便の回数が増え、水分を多く含んだ便が出る状態を「下痢」といいます。
また、便秘と下痢を繰り返す、便が細くなった、残便感がある、便の回数が急に変わったなど、普段と異なる排便状態を「便通異常」と呼びます。
一時的な症状であれば自然に改善することもありますが、症状が続く場合や繰り返す場合には、原因を確認することが大切です。
下痢・便通異常の主な原因・疾患
感染性胃腸炎
ウイルスや細菌による感染が原因で起こります。
急な下痢、腹痛、発熱、吐き気、嘔吐を伴うことが多く、冬季のノロウイルス感染症や、夏場に多い細菌性腸炎などが代表的です。
過敏性腸症候群(IBS)
大腸に炎症や腫瘍などの明らかな異常が認められないにもかかわらず、腹痛を伴う下痢や便秘を慢性的に繰り返す病気です。
ストレスや自律神経の乱れが関与すると考えられています。
潰瘍性大腸炎・クローン病
潰瘍性大腸炎やクローン病は、腸に慢性的な炎症が起こる炎症性腸疾患です。
血便や腹痛、下痢が長期間続く場合には注意が必要です。
症状が続く場合は、早めに診断し、適切な治療につなげることが大切です。
大腸ポリープ・大腸がん
大腸ポリープや大腸がんでは、初期には症状がないことも少なくありません。一方で、便通異常や血便をきっかけに検査で見つかる場合もあります。
便が細くなる、血便、便秘と下痢を繰り返すなどの症状が続く場合は、大腸カメラ検査で確認することがあります。
食生活や生活習慣
以下のような食生活や生活習慣が、便通異常に関係することがあります。
- 暴飲暴食
- 脂っこい食事
- アルコールの飲み過ぎ
- カフェインの過剰摂取
- 睡眠不足
- ストレス
- 運動不足
このような症状はありませんか?
次のような症状がある場合は、一度消化器内科の受診をご検討ください。
- 下痢が1週間以上続いている
- 便秘と下痢を繰り返している
- 排便後もすっきりしない
- 血便が出た
- 黒い便が出た
- 便が細くなった
- 腹痛を伴う
- 発熱や体重減少がある
- 夜間も下痢で目が覚める
- 便潜血検査で陽性を指摘された
特に血便、黒い便、強い腹痛、高熱、脱水症状などを伴う場合は、感染症や消化管出血などの可能性もあるため、早めに医療機関へご相談ください。
症状が強い場合は、救急受診もご検討ください。
検査・診断
症状に応じて、必要な検査を組み合わせて原因を調べます。
大腸内視鏡検査(大腸カメラ)
大腸全体を直接観察し、
- 大腸ポリープ
- 大腸がん
- 潰瘍性大腸炎
- クローン病
- 大腸憩室
などを詳しく調べることができます。
必要に応じて組織検査、生検を行います。また、切除可能と判断されるポリープについては、検査時に切除を行う場合があります。
女性医師による大腸カメラ検査をご希望の方へ
当院では、女性医師による大腸カメラ検査にも対応しています。
検査に対する不安や羞恥心から受診をためらっている方も、事前にご相談ください。女性医師の診療日や検査枠には限りがあるため、ご希望の方は予約時にお申し出ください。
血液検査
炎症の有無、貧血、感染症などを確認します。
便検査
必要に応じて、感染症や便潜血の有無などを確認します。
腹部超音波検査・CT検査
必要に応じて、胆のう、肝臓、膵臓などの状態を確認します。症状や診察所見によっては、腸管を含めた腹部全体の評価が必要となる場合があります。
治療
原因や症状の程度に応じて、治療方法を検討します。
薬物療法
- 整腸剤
- 止瀉薬(下痢止め)
- 炎症を抑える薬
- 抗菌薬、必要と判断される場合
- 過敏性腸症候群に対する薬
などを症状に合わせて使用します。
生活習慣の改善
症状の改善には日常生活の見直しも重要です。
- 規則正しい食生活
- 暴飲暴食を避ける
- 十分な水分補給
- 適度な運動
- 十分な睡眠
- ストレス管理
- 刺激物や脂っこい食事を控える
- アルコールを控える
- カフェインを摂りすぎない
を心がけましょう。
当院では苦痛に配慮した大腸カメラ検査を行っています
便通異常の原因を確認するうえで、大腸カメラ検査は有用な検査の一つです。
当院では、消化器内視鏡専門医が大腸カメラ検査を担当しています。鎮静剤を使用した、苦痛に配慮した検査にも対応しています。
「下痢が長く続く」「便秘と下痢を繰り返す」「血便が出た」「便潜血検査で陽性だった」という方は、お気軽にご相談ください。
