健康診断は「受けて終わり」ではありません。C判定(経過観察)ってどうしたらいいの?
健康診断を受けた後、結果を確認してそのまま大事に保管していませんか?
「特に症状もないし、大丈夫だろう」「要経過観察と言われたけれど、また来年健診を受ければいいのかな」「病気じゃないみたいだし、忙しいから相談は後回しかな」そのように考える方は少なくありません。
健康診断のC判定・経過観察を放置するリスク
健康診断で「経過をみてください」と書かれていても、具体的に何をすればいいのか、病院へ行くべきなのか迷われる方も多いでしょう。実際に医療機関を受診しても、現時点では治療が必要な段階ではないため、「今は様子を見ましょう」と説明されることも少なくありません。
もちろん、それは積極的な治療が必要な状態ではないという意味であり、決して何もしなくてよいということではありません。生活習慣に配慮しながら経過をみていくことに加えて、指摘された項目や前年からの変化を確認し、必要に応じて再検査や追加検査を検討することが大切です。
C判定(経過観察)でよくあるお悩み
- 食事は何に気を付ければよいのかわからない
- 運動はどのような内容をしたらよいのか
- 次回の検査を受ける適切なタイミングが不明
- 前年より数値が悪くなっているが問題ないか
- 便潜血や胃の検査で指摘があった際の考え方
C判定は生活習慣を見直して病気を予防するチャンス
生活習慣病は、ある日突然始まるものではありません。高血圧や糖尿病、脂質異常症、心電図異常などは、数年から十数年かけて少しずつ進行していくことが多く、健康診断ではその小さな変化が見つかることがあります。
C判定は「病気である」という意味ではありません。一方で、今から生活習慣を整えることで将来の生活習慣病を予防できる可能性があるという身体からのサインとも考えられます。そのため、食事や運動、睡眠、禁煙など、できることから少しずつ取り組むことが、将来の健康を守るための第一歩になります。
健診結果をこれからの健康づくりに活かす
健康診断は、病気を見つけるためだけのものではありません。結果を見ながら、ご自身の生活習慣を振り返り、これからどう健康を守っていくかを考えるきっかけにすることが大切です。
当院では、健康診断結果をもとに、生活習慣の見直し、再検査の必要性、追加検査について、一人ひとりの状況に合わせてご説明しています。血圧、血糖、脂質、肝機能、腎機能、心電図、便潜血、胃部X線検査など、気になる項目がある方は、健診結果の用紙をご持参のうえご相談ください。
健康診断の結果には、未来の健康を守るためのヒントが詰まっています。健診結果を上手に活用して、10年後、20年後も元気に過ごせる身体づくりを一緒に考えていきましょう。
項目別の指摘内容と検討される対応
| 健診での指摘 | 確認したい内容 | 必要に応じて検討される対応 |
|---|---|---|
| 血圧が高い | 高血圧、動脈硬化リスク | 生活習慣の見直し、血圧管理 |
| 血糖値・HbA1cが高い | 糖尿病予備群、糖尿病 | 食事・運動の見直し、再検査 |
| LDLコレステロール・中性脂肪が高い | 脂質異常症、動脈硬化 | 生活習慣の見直し、必要に応じた治療 |
| 肝機能異常 | 脂肪肝、飲酒習慣、肝胆道系の確認 | 採血、腹部エコーなど |
| 腎機能異常・尿検査異常 | 腎機能、蛋白尿、血尿など | 尿検査、採血、経過確認 |
| 心電図異常 | 不整脈、心臓への負担など | 循環器診療、心エコーなど |
| 便潜血陽性 | 大腸からの出血の有無 | 必要に応じて大腸カメラ |
| 胃部X線検査の異常 | 胃炎、胃ポリープ、胃粘膜の変化など | 必要に応じて胃カメラ |
| 貧血 | 鉄不足、消化管出血など | 採血、必要に応じた追加検査 |
当院での相談・診療について
当院では、健康診断結果のご相談をはじめ、生活習慣病の予防・治療、循環器疾患、消化器疾患の診療を行っています。C判定や経過観察と記載されている場合でも、項目や数値の変化によって対応は異なります。
血圧、血糖、脂質、肝機能、腎機能、心電図、便潜血、胃部X線検査など、気になる項目がある方は、健康診断の結果用紙を必ずご持参ください。なお、A判定やB判定など、病気に該当しない場合のご相談は自由診療となる場合があります。
