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開院から4ヶ月

[2023.11.17]

開院してから4か月経ちました、得意の内視鏡検査を主体として診療している毎日です。

胃の不快症状を訴えて初診となった場合、必ず腹部触診をおこないます。なぜなら腹部触診は多くの情報を与えてくれます。

皆さんは、胃の不快症状だと、胃の病気を一番に考えると思います。

私は、長年の臨床経験から膵臓の病気が意外に多く見つかり、膵臓の病気を治し、胃の病気を治すことが、結果的に早く体調を回復することを数多く経験しています。

消化器の働きは、消化管とその周辺の内臓の連携なのです。臓器は、単独で働くことはむしろ難しく消化器として、食道、胃、十二指腸、小腸、大腸は、肝臓、胆のう、膵臓の消化機能で十分に機能を果たします。

そのため、胃の不調を訴える患者に対しては、検査も行わずに胃の薬を処方するのは、専門医の役割としては不十分です。検査を行い原因を詳しく把握し、適切な治療方針を提案することが専門医の役割です。

例えば、最近胃の不調を訴えた初診患者さんが、IPMNと診断されました。IPMNとは、膵管内乳頭粘液産生腫瘍のことです。極めて珍しい病気ですが、放置すると悪性化することがあるので、注意が必要です。

この方は、50代女性で、倦怠感、食欲不振、腹痛、下痢を訴え10月に初診となりました。詳しい診療情報は個人情報なので省きます。

腹部触診で、右臍部に圧痛を認めました。 胃の裏に膵臓が存在します。膵臓が悪いと、右臍部の圧痛を認めることが経験上多いのです。その日は午後のため検査の条件が悪く日を改めて 別日に腹部超音波検査施行しました。肝臓、胆のう、腎臓は正常、膵臓の中に膵管という管が走っています。膵管の直径は平均2mmです。その女性は、2.9mmと拡張していました。膵管拡張は、膵炎でも起こりますが、膵がんでも起こります。MRCP(MRIを応用した膵管の検査方法)という検査、連携しております画像センターに予約して、施行致しました。腫瘍マーカーも上昇しており、MRCPの結果、IPMNと診断されました。患者さんには近くの大学病院へのご紹介を予定していますが、その前に胃と大腸の内視鏡検査も行うことにしました。

早期発見と的確な治療が患者さんの健康な生活をサポートできるようにこれからも引き続き尽力いたします。

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